最終試験くじら 批評

ストーリー
旅芸人の一座の息子で、親として活躍する主人公・久遠寺睦。
旅芸人である彼はこけら落としの舞台のために招かれた山陰地方のとある田舎町にやってきた
その町はなんと、くじらが空に浮かぶ不可思議な世界だった。
主人公は、まるで運命の歯車に仕組まれるかのように「最終試験」を受けることになる。
どこか不思議で、そして切ない、それは遠い過去の記憶。
くじらが浮かぶ世界の中で織り成される物語。
果たして主人公が見出した「結末」とは・・・・
(パッケージの裏面より抜粋)
感想

夏降る雪・・・
冬鳴く蝉・・・


さてさて、最終試験くじらの感想を書いていきたいと思います。
このゲームは「不条理アドベンチャー」と名づけられたゲームであります。
くじらが空に浮かぶという世界を舞台にした、不思議な感じのゲームではあるともいます・・・
しかし、ズバリ言うわよ?的に言ってしまうと
くじらの浮かぶ世界・・・くじらの少女・・・不条理な世界・・・最終試験・・・
これらの設定は良いのにうまく生かしきれていない・・・そんな作品でした

うまく生かしきれていないとは、どういう事かといいますと
名雲さえ編で特に感じたのですが、名雲さえ自身の話をくじらの世界という設定が潰したんですよね・・・
名雲さえシナリオは謎解き編として最後にプレイするので、その影響もあると思われますが
謎解きばかりにこだわりすぎて名雲さえが潰れた
と私は感じました。
これはプログレッシブをやった影響もありますが、プログレッシブで期待させておいた内容とか全然無し・・・
というか、プログレッシブの方が面白かっt(自主規制)
とまぁ〜私はもうちょっと名雲さえ自身にスポットを当てたシナリオにして欲しかった・・・・・
というか、プログレッシブはなんだったんだろう?などと考えてみたり・・・
詳しくは、ネタバレ感想の方に書いてみたいと思います。


ちょっと辛口的な批評ばかりしていたので、ここからは最終試験くじらの良いと思うところを上げてみます
まず、日常会話が結構面白かったことですかね?
ゆんゆんとか爆笑を通り越して爆萌えしてしまいました。
不条理アドベンチャーということで鬱な展開になるかなぁ・・・と思われましたが、日常会話も笑えるものがありますし
仁菜先輩以外では鬱になる展開・・・というのはありませんでしたしねw
また、サブキャラクターが意外と良い活躍してくれています。物語をしっかり支えている感じがしていいです。

次にキャラクターなんですが、これは人によって違うと思いますが
私は最終試験くじらはキャラクターが(・∀・)イイネ!! だと思います。
個人的には、春香と名雲さえとゆんゆんに萌えることができましたw
ちょっとキャラクターごとの感想でも書いてみますか・・・


榛原胡桃
個人的にメガネっ娘は好きではないので、キャラクター自身に萌えることはありませんでした・・・
ただ、シナリオ的にはなかなか空に浮かぶくじら・・・という設定をうまく使うことができていたシナリオだったな
とか思っていたりします。
ズバリ言うわよ!
メガネをはずすとダカーポのことりに似ている!!
のは私だけでしょうか?・・・・
とあるイベント絵ではものすごくことりに見えてしまったのですが・・・・・どうなんでしょう?


茂木姉妹
大本の物語には全然影響しないで、美佳と優佳で姉妹として感想を書きます。
この姉妹最終試験くじらという物語には全く影響を与えていません・・・・あまり意味無いね_| ̄|○
というか、この物語を消して他の物語をボリュームアップさせて欲しかった・・・と言いたいです。
そうそう、茂木美佳さんですが。ちょっと男勝りすぎて蒼竜は気に入らなかったり(;´Д`)
基本的に強気なキャラクターは好きです!
でも、このキャラクターはちょっと生理的に無理でしたねぇ・・・いくら事情があると言っても・・・・でした。
しかしフリフリの服を着たデートには萌えましたw
あと、優佳ですが、典型的なお姉さまキャラクター(おっとり系)です。微妙に腹黒いところが萌えポイントですねw
美佳さんシナリオと比べるとこっちの方が面白いかもしれませんねヽ(´▽`)ノ


御影仁菜
プログレッシブ時代、ネットでのOP公開・・・これまでの蒼竜的最終試験くじら歴史において
ずっと期待され続けたキャラクターであります。このキャラクターが一番萌えるだろうと期待しておりました
実際プレイしてみたところ、一応期待にはこたえてくれたカナ?というところですねw
このシナリオをやってみた結果は日記を読んでいただいた方には分かると思いますが。
感情の変化
ドジっ子萌え(*´Д`)ハアハア → 知られざる過去に( ・ω・)ノ――――@ ショボーン → 医者に殺意 → ヽ(´▽`)ノ
こんな感じでした。
仁菜先輩は知られざる過去の場面や、医者との関係を知るところで鬱な状態に入るのですが
最終的にはハッピーエンド?になるので良かったかと・・・
このシナリオは良くできていたと思います、心動かされる感じがしたのはこのシナリオだけですかね・・・


夢前春香
やっぱり義妹と言う設定だけで萌えてしまいまs(自主規制)
上に書いたように、実際プレイするまでは仁菜先輩に期待し続けてきましたが
やってみると一番最初にクリアしたくなるキャラクターは春香ですねw
しっかりと萌えポイントを抑えたキャラクターであります。キャラクター性でいうと申し分ありません
シナリオも、なかなか良いとは思うんですが
後半がよく分からない展開でした・・・私の理解力が足りないだけでしょうかね?
主人公が妹役、春香が姉役の劇をやると言う展開がメインなんですが、演じている最中に
これは劇の設定なのか?それとも現実の設定のことなのか?
というのが曖昧になっていって、意味不明に・・・・・
もうちょっと分かりやすくしてくれヽ(`Д´)ノウワァァン って感じです。


名雲さえ
キャラクター的には最終試験くじらの中で最強のキャラクターであると思います。終始(*´Д`)ハアハアです。
ワンピース姿。制服姿。どれをとっても
パーフェクト
というか、個人的に気に入っちゃってるだけです・・・すみません。
ただ、このヒロインには鬱な設定があるんですが、その設定をうまく生かすことができなかったのが残念・・・・
キャラクター的には最強・・・
シナリオは微妙・・・・・
そんな感じでした。個人的にはもっと鬱な設定を生かした不条理な世界という主題を繰り広げて欲しかったのですが
謎解きシナリオとしての役割しかはたすことはできていません・・・
しかも、謎解きとしても自分で考えないとよく分からないような解説なのでちょっと不親切・・・


隠しキャラクター
ネットを徘徊している人には知っている方もいると思われますが、名雲さえをクリアーするとこのキャラクターが攻略可能になります・・・ダカーポで言うと頼子さん見たいな感じですかね?
このキャラクターは物語り自体には一切関係ありません。本当におまけ的要素が強いですね・・・
シナリオ的には一番笑えます。かなり面白かったと言えますねw
笑いだけではなく、萌えポイントもしっかりと抑えているため最も好きなシナリオです。
まぁ〜めちゃくちゃなシナリオですね(*´pq`)クスクスッ  設定は無視してますw
むしろこのシナリオだけ違う設定で動いてますしねw
って言うか今思い出しましたが、日記でめちゃくちゃネタバレしている罠(;´Д`)
すみません_| ̄|○<土下座




感想まとめ
良作に入れたいけれども少し物足りない・・・そんな作品です(ノ∀`)アチャー
それと、女の子と仲良くなるようなイベントが少ない!!つまり
いちゃいちゃするような場面が少ない。これは萌えが重要なエロゲーとしてどうなんでしょう?
それと、このゲームの不条理な部分があまり目立たないのは痛恨でしょう・・・・
もっとシナリオに力を入れて欲しかったというのが本音であります。
しかし、サクッとプレイできるようなゲームであるし世界観もいいと思いますので
個人的には好きな作品であるのは間違いないです。

シナリオ改良と女の子とのイベントを増やせば名作




得点        82点(個人的な+点有り) 辛口だと・・・・70点
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